三木たかし(作詞)と荒木とよひさ(作曲)のコンビによる「つぐない」「愛人」「時の流れに身をまかせ」は、同一女性を主人公にした3部作といってもいいドラマ性に溢れた曲だ。カラオケの定番でもあるが、特に「時の流れに身をまかせ」は若い女性にも歌い継がれ、今や切ないバラードのスタンダードとなっている。87年にリリースした「別れの予感」も150万枚の大ヒットとなっている。本作には日本での再デビューとなった83年の「ふたたびの」から、89年リリースの「香港 Hong Kong」までのシングルが発売順に収録されている。その後のシングル曲は『テレサ・テン トーラスコレクション 1』に収録している。
はっぴいえんどが、このアルバムを制作中のヴァン・ダイクのもとで「さよならアメリカさよならニッポン」を録音したのは有名な話。カリプソのリズムやスティール・ドラムの音とハリウッド的ポップ・センス、南部的なロックが入り混じる。「FDR In Trinidad」ではライ・クーダー、「Sailin’Shoes」ではロウエル・ジョージがギターで参加。
カリブ海の雰囲気をバンド・サウンドで表現した傑作。クラウス・ヴアマン&ジム・ケルトナーというリズム隊に、ロバート・グリニッヂのスティール・ドラム、ジェシ・エド・デイヴィスがギターで参加。ポップなメロディが印象的な「Clang Of The Yankee Reaper」でカリブ海の航海へと乗り出し、カリプソで攻めまくるグルーブ感に酔いしれる。
88年の初来日を経て発表された、“ディスカバー・ジャパン”をモチーフにしたような日本情緒が感じられるアルバムで、尺八や琴や琵琶といった楽器も取り入れられている。ただ、最も印象的な曲が飯島真理がボーカルをとった「Calypso」だったり、アメリカの懐かしきフォスター風メロディの「One Home Run」だったりするのは残念だが…。