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「私が10歳のころから、親が小料理屋をやっていたんです。学校が終わると、家とは逆の方向のお店に入り浸って、有線放送ばっかり聴いてました。だから、その当時の歌謡曲ってほとんど歌えるんですよ(笑)。兄は私より5つ上で、クラプトンとか、ツェッペリンとか、ピンク・フロイドとか聴いてて、私は兄のいない隙にレコードを聴きまくってました。歌謡曲からロックからごちゃ混ぜで」
当時、好きだった曲を十数曲挙げていただいた。
右に選んだ10曲の他にも、
ニール・セダカ「恋の片道切符」
ダニエル・ヴィダル「オー・シャンゼリゼ」
レッド・ツェッペリン「天国への階段」
キング・クリムゾン「ムーンチャイルド」
ビートルズ「レット・イット・ビー」
などなど、次々と曲名が出てくる。鼻歌まじりで曲を紹介していただいた。
ハコさんのピンク・フロイド好きは、ファンの間では有名な話で、『歌いたいの』のブックレットやトレー下の写真には、ピンク・フロイドの『アニマルズ』のジャケットに影響を受けたという、3つの塔(例の工場の煙突に見たてている)が写っている。
「小学校の頃は、ずっと歌謡曲で培われてきて、そして、兄の影響でピンク・フロイドやB.B.キングとかを聴くようになって、燃えてましたね。その後でフォークが来るんですね。井上陽水さんでしたね、最初は。私の生まれ故郷(日田市)って九州で一番、陽水のレコードが売れた地域らしいですよ。陽水で1曲あげるとすると、「傘がない」かな。でも、グランド・ファンク・レイルロードの「ハートブレイカー」にそっくりだったので、中学校の頃、自分でも悩んでました(笑)。コード進行が同じだ、どうしよう〜って(笑)。今度、恐れ多くも陽水メドレーをやろうと思ってるんですけど、「東へ西へ」とかは、レコードでギターを弾いてた本人が隣にいるので(ご主人の安田裕美氏)、‘本物、本物〜’とか言ったりして(笑)」
「同世代の女性シンガーって、あまり残っている人がいないですね。カルメン・マキさんも、りりィさんも、五輪真弓さんも、中島みゆきさんもみんな年上ですからね。ラビさんも古くから歌ってるし。松任谷由実(荒井由実)さんは、私より前にデビューしてるんですけど、あっちはニューミュージックって呼ばれてるのに、私はフォークのままでしたね(笑)」
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