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ミシェル・ルグランは、1932年2月24日パリ生まれ。父はフランスを代表する楽団指揮者レイモン・ルグラン。母は楽譜出版社を経営するマルセル、そして2歳年上の姉は、のちにスウィングル・シンガーズのリード・ソプラノとして名を成すクリスチャンヌ。まさに絵に描いたような音楽一家のなかで育っている。11歳の時にパリのコンセルヴァトワール(国立高等音楽院)に入学。翌年には上級ソルフェージュ第1位をとって首席となり、その後1949年には和声学部第1位の成績を修め、1952年、20歳にして通常より4年も早く同校を卒業。ほどなくプロとしての活動をスタートさせている。
' 父の手伝いで映画音楽に手を染めたのは10代半ば。以後、『過去を持つ愛情』(54年)を振り出しとして、本格的に映画音楽を書き始めるが、その一方で自己のグループを率いては、パリのクラブで熱演を見せ、若くして周囲の話題をさらっている。作編曲の才に長け、時にその歌唱をも披露する多彩な音楽性は、すぐさまレコード会社の目に留まり、やがてピアノ・トリオや楽団名義でのレコードを矢継ぎ早に発表。1958年には、マイルス・デイヴィスやビル・エヴァンスらを従えたリーダー作『Legrand Jazz』で、その名を全米に轟かせた。
また、帰国時に盟友ジャック・ドゥミと組んだ『シェルブールの雨傘』(63年)のヒットは、彼に世界的な名声をもたらし、続く『華麗なる賭け』(68年)、『おもいでの夏』(71年)、『三銃士』(73年)も国内外で高い評価を得ている。
80年代以降は、映画音楽に従事する傍らでクラシックの分野における指揮や監督業にも意欲を見せ、90年代後半には、初の本格的な舞台劇『壁抜け男』で新境地を切り開いた。近年はコンサート活動と舞台音楽の創作に意欲的で、近作ミュージカルとして、アレクサンドル・デュマ原作の『モンテクリスト伯』、椿姫を題材にした『マルグリット』、そしてドルフュス事件に材をとったオペラが控えている。
華々しい受賞歴を持ち、3度のアカデミー賞と複数部門による5つのグラミー賞、さらには各国での映画・音楽賞や功労賞の受賞およびノミネートなど枚挙に暇がない。
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