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FEATURED ARTIST 石川セリ 特集

23年ぶりの新曲を収録した『Re:SEXY』 あふれるばかりの“SEXY”が刺激的! 石川セリ完全復活、もう目がはなせない!!

 

Track List

Album
『Re:SEXY』2008/04/23 Release

ダウンロード価格
アルバム \2,000(税込)
トラック 各\200(税込)

01.
ひまわり試聴
02.
みつめる夜試聴
03.
大人のカボチャ試聴
04.
八月の濡れた砂試聴
05.
ダンスはうまく踊れない試聴
06.
Moonlight Surfer試聴
07.
とぎれた記憶試聴
08.
風と踊る試聴
09.
コロニー試聴
10.
愛の分量試聴
11.
ひとりぼっちの日曜日試聴
12.
昔イタリアで試聴
13.
Midnight Love Call試聴
14.
気まぐれ試聴
15.
遠い海の記憶試聴
16.
SEXY (Re Track Down)試聴
17.
フワフワ.WOW.WOW (Outtake)試聴
18.
ダンスはうまく踊れない (RemiX)試聴

23年ぶりとなる新曲「ひまわり」「みつめる夜」「大人のカボチャ」と、石川セリ本人選曲によるベスト楽曲を収録した『Re:SEXY』。さらにボーナストラックとして「SEXY」のリ・トラック・ダウンや「ダンスはうまく踊れない」のリミックス・バージョンなど3曲を追加。「ひまわり」は、ソフィア・ローレン主演の映画『ひまわり』とどこか通じているような、「八月の濡れた砂」へのアンサーソングのような・・・。セリ作詞の「みつめる夜」は、よりセクシーに妖しく迫る。ウィスパー・ボイスのかすれ具合が、ジェーン・バーキンのよう。無国籍風メロディがコケティッシュに響く「大人のカボチャ」と、新曲3曲はエミ・エレオノーラが作詞・作曲も含めてサウンド・プロデュースしており、今後もどんな曲が生まれてくるか楽しみ。ベスト盤としては後期のニュー・ウェイヴ路線や耽美的なアルバムからもきちんと選曲されているのが嬉しい。マルチトラックから新たにミックスした「SEXY (Re Track Down) 」 は、ボーカルがダブル・トラックになっており、ファンにはたまらない。時代の最先端をいくマッシュアップでオリジナルとはまた違った物語を紡ぐ「ダンスはうまく踊れない(RemiX) 」も驚きだ。

Selected Discography

Album
『ときどき私は…SERI』
1976年 Release
ダウンロード価格
アルバム \2,000(税込)
トラック 各\200(税込)

01.
Introduction〜朝焼けが消える前に試聴
02.
霧の棧橋試聴
03.
ときどき私は……試聴
04.
虹のひと部屋試聴
05.
なんとなく……試聴
06.
さよならの季節試聴
07.
ひとり芝居試聴
08.
SEXY試聴
09.
TOBACCOはやめるわ試聴
10.
優しい関係試聴
11.
フワフワ・WOW・WOW試聴
12.
遠い海の記憶試聴

シティ・ポップス黎明期の名盤。同じ76年には山下達郎や大貫妙子がソロ・デビューし、荒井由実の『14番目の月』がリリースされている。その荒井由実が「朝焼けが消える前に」「霧の棧橋」「ひとり芝居」の3曲を提供。松任谷正隆のアレンジでセリ&ユーミンの独特な世界を作りあげている。それ以上にセリの世界を表現しているのは、下田逸郎作の「SEXY」。アコーディオンの音に導かれて、アンニュイでセクシーで可愛い雰囲気が石川セリのイメージとして定着した感がある。「虹のひと部屋」では、短編映画を思わせるようなほのぼの感に思わず照れ笑い。「優しい関係」はセリフとスキャット中心の画期的ジャパニーズ・シャンソン(!?)。「遠い海の記憶」はNHK少年ドラマシリーズ『つぶやき岩の秘密』(73年)の主題歌としても親しまれた。

Album
『気まぐれ』
1977年 Release
ダウンロード価格
アルバム \2,000(税込)
トラック 各\200(税込)

01.
Moonlight Surfer試聴
02.
ひとりぼっちの日曜日試聴
03.
昨日はもう試聴
04.
Midnight Love Call試聴
05.
Why試聴
06.
ダンスはうまく踊れない試聴
07.
すれ違い Highway試聴
08.
Flight試聴
09.
るれーぶ えらび試聴
10.
気まぐれ試聴

『ときどき私は…SERI』と並んで石川セリを代表する名盤。矢野誠のプロデュースでサウンドの統一感がよく出ており、矢野顕子が全曲でピアノ/キーボードを弾いているのも嬉しい。セリ&顕子共作の「昨日はもう」はアッコちゃんバージョンと是非き聴き比べを!パンタ(中村治雄)作の「Moonlight Surfer」「ひとりぼっちの日曜日」 も人気曲だが、やはり伝説の曲「ダンスはうまく踊れない」や「気まぐれ」(作詞はセリ)、「Flight」の3曲を提供した井上陽水に注目。「気まぐれ」ではブルースハープも吹いている。全体的に『ときどき私は…SERI』よりも都会的に洗練された印象があるが、それは南佳孝提供の「Midnight Love Call」にも顕著。後に、セリのアルバムのアレンジを担当することになる大村憲司がいいギターを弾いている。

Album
『プライムセレクション 石川セリ』
2006年 Release
ダウンロード価格
アルバム \2,000(税込)
トラック 各\200(税込)

主な収録曲

八月の濡れた砂試聴
真珠星(Pearl Star)試聴
ヘルミーネ試聴
BOY試聴
キ・サ・ラ恋人試聴
いろ、なつ、ゆめ〜彩 夏 夢試聴

石川セリのベスト盤は、アナログ盤の頃から何種類も出ていて、その人気の高さを証明している。『Re:SEXY』だけでは飽き足らない人は、このベスト盤収録の「ヘルミーネ」「BOY」「キ・サ・ラ恋人」「いろ、なつ、ゆめ〜彩 夏 夢」などでさらに、その魅力にひたっていただきたい。81年に復帰、82年の『MOBIUS』あたりからニューウェイヴに接近、矢野誠、大村憲司、かしぶち哲郎といった才能と共に完成度の高いアルバムを1年に1作のペースで85年まで発表していた。ムーンライダース人脈を総動員して作りあげた『Femme Fatale』からは「キ・サ・ラ恋人」、大村憲司がアレンジを手掛けた『楽園』からは「いろ、なつ、ゆめ〜彩 夏 夢」を収録。耽美的で実験性に富んでいても、どこかフワフワと甘い感じ。

Profile

[写真画像]

石川セリ 神奈川県模原市出身

玉川学園高等部在学中、コーラスグループ「シング・アウト」に参加。脱退後の1971年に、日活映画『八月の濡れた砂』の同名主題曲によりデビュー。

1972年にファーストアルバム『パセリと野の花』(樋口康雄プロデュ-ス)をリリース。1974年にレコード会社を移籍し、NHK総合テレビの少年ドラマシリーズで使われた「遠い海の記憶」をシングル・リリース。1976年にセカンドアルバム『ときどき私は…Seri』を発表、荒井由実、松本隆、下田逸郎、みなみらんぼうなどの錚々たる人たちが曲を提供している。翌77年の『気まぐれ』では、井上陽水との出会いで生まれた「ダンスはうまく踊れない」をはじめ、中村治雄(パンタ)、矢野顕子、南佳孝、来生たかおなど多才なアーティストが曲作りに参加。ライブ盤『Seri First Live』、外国のAORやポップスのカバー・アルバム『Never Letting Go』をリリースした後、井上陽水との結婚を期に一時活動を休止。

81年に復帰第1作の『星くずの町で』をリリース、あがた森魚や大貫妙子などが新たに曲を提供している。以降、85年にかけて矢野誠、かしぶち哲郎、大村憲司、坂本龍一といったプロデュサー/アレンジャーと共に『MOBIUS』『BOY』『Femme Fatale』『楽園』とコンスタントにアルバムを発表。ニューウェイヴ的な実験的サウンドを取り入れながらも、どの作品も薫り高い。この後、主婦業に専念、1995年の『翼〜武満徹ポップ・ソングス』までアルバム制作は途絶えることに。

2002年には19年ぶり(83年のライブ・アルバム『Sericeous Night』以来)となるコンサートを東京赤坂ACTシアターで開催。2004年には病気で倒れるが、今回、エミ・エレオノーラとの出会いにより完全復活を遂げた。

Information

◆テレビ出演


6月24日(火)
テレビ朝日系『徹子の部屋』

放送時間 13:20〜13:55

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映画と共に話題となった「八月の濡れた砂」や「ダンスはうまく踊れない」「SEXY」 「Moonlight Surfer」などのヒット曲で、日本のシティ・ポップス史に大きな足跡を残した石川セリ。独特のアンニュイなボーカルとセクシーな容姿で多くのファンを魅了してきた。オリジナルの新曲を含むアルバムとしては85年の『楽園』以来となる、『Re:SEXY』を今年の4月にリリース。ビルボードライブでのコンサート・ツアーや、NHK総合テレビ『SONGS』への出演など、華麗なる復活を遂げた石川セリさんにお話を伺うことができた。

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【ライブ・ツアーについて】

◇「ビルボードライブ東京」でのライブはゴージャスでしたね、雰囲気がキャバレーのようで…。


ああいうのってあんまりないのよね。そんなに芝居芝居しない感じで、私たちがオチャメにできるっていう状況があまりないんじゃないかなって思って。そういうことをやりたかったの。

◇あの“かぶりもの”にはビックリしたんですが、衣裳とかも含めコンサート自体のコンセプトはセリさんが考えられたんですか?

そうね、みんな天才な人を集めたから(笑)、人材ですね。そういう人たちと語りあってね。湧き出てくるイマジネーション。コンセプトはムーラン・ルージュ。夢のあるものでないと。お金をいただいて皆さんにエンジョイしてもらうためには、夢のあるほうがいいと思っているから。日常茶飯事的なことを見せられても堅苦しい感じがしちゃうから。特に私が観客サイドだとそうなので。

◇今回のバックミュージシャンもエミ・エレオノーラさんの人脈からですか?

私は彼女とやることによってもの凄い安心して出来たし、さすがだなと思った。あそこまで出来る女の人がね、音楽プロデューサー、アレンジメントから、女のパワーでしっかりしたものを持ってる人がね、いてほしかったし、いたっていうことがわかったし、それをみんなにも知ってほしい。こういう人が日本人にいるっていることをね、みんなも誇りに思いなさい(笑)。
私が着替えている間にエミ・エレオノーラがやるコーナーもあって、私たちがこんな感じで、手作り風に作っていけるんだっていうことをみんなが気付いてくれればね。

◇今回のライブ・ツアーを振り返ってみての感想は?

東京は面倒くさいから本当は好きじゃないのね(笑)。でも、ビルボードのあの場所は気に入ってるから、あそこではやりたかった。やっぱり大阪が好きですね。大阪は反応がとても素直でダイレクトでしょ。福岡もわりとそうなんです。オーディエンスも表現できる人たちなんですね。自分が面白いって思ったときに、「ワッ」って表現できる。じゃないとね、せっかくモノを見せてもらうときに、自分たちも楽しいんだって表現できないと、モノが育っていかないじゃない。お互いが作ってるんだっていうことを体験してほしい。

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【復活作『Re:SEXY』について】

◇『Re:SEXY』を作るきっかけは?新曲を作って発表するのは23年ぶりとなるわけですが…。

私はずっと歌が好き、シンガーなんですね。でも主婦になってから省エネを考えているわけ。なんでこんなにゴミが出るんだとか、モノを大事にしてほしいとか…。どうせこれゴミになるかもしれないから、買うのをやめようとか、そんなマインドになってたんです。でもいつも、デヴィッド・ボウイを聴いたり、プリンスを聴いたり、シャーデーを聴いたり、刺激はたくさん受けて、それが喜びだったから、いつかはやるだろうな思っていたんですけど、わざわざ出すようなものかどうかシビアな面を持ちたかった。そこで、エミ・エレオノーラに出会った。彼女を見て、「あっ、この人とやるのがいいな」と現実的に考えることができた。「いよいよ時期がきたな」、これは絶対にいいと思ったんですね。

◇新曲は3曲あって、「見つめる夜」はセリさん自身の作詞ですが、これはエミさんとのコラボが決まってから書き始めたのですか?

勿論そうよ、畳み込むようにして(笑)。期は熟してきたわけよ。エミエレと話をしてね、「セリさんどんなこと考えてるの」とか。そこから「ひまわり」が出来て、私も詞を書こうかな、自分からの発信、みんなに対するメッセージを書きたかった。オリジナルばっかりでもよかったんですけど、とにかく早く出したかった。それでこういう形にしたんです、ベストも入れてね。

◇これまでのヒット曲のベスト盤でもあるわけですが、選曲はセリさん自身が?

ベスト盤に対していつも思っていたのは、人が勝手に作るのもいいだろうとは思うんですけど、やっぱり自分で選ぶっていうことに意義があるんだろうなって常々考えていたし。本当は、夫にも言ったことがあるんですけど、妻である石川セリが選ぶ井上陽水のベスト盤を作ってみたいって。でも却下ばっかりでね(笑)。だから、自分のは自分で選ぶと。今回は、自分のため、自分が聴きたいものだけ、そういうテンションで選んでて、それにみんなついてくるんだったら、ついてきたらいいと思うよっていう(笑)。

◇セリさんの代表曲である「ダンスはうまく踊れない」をオリジナルに加えて、リミックスで入れているのは理由があるのですか?

現代の息吹きなんですけど、エミ・エレオノーラと随分話しあって、もっといろいろなものを作ってみたかったのね、新しいやり方で。リミックスは、よくエミエレが勇気をもって立ち向かってくれたなって、名曲ですからね。よくやったと思います。完成したのを聴いて感激したのね、大好き、ああいう世界観が。“これから始まる感”がすごくあるんです。

◇「SEXY」はリ・トラックダウンなんですが、ダブル・ボーカル風になってますね?

いいよね〜、あれ(笑)。石川セリが何人もいるみたいで…。あれだけでも買う価値がある?いいこと言うね〜。絶対書いといてね(笑)。
私がね、昔主婦をやってる頃、ストーンズが聴きたくてね、ストーンズが命みたいに好きだから。それで買って台所で聴いたときに、切なかったのね。ストーンズのベスト盤を聴く自分も、こんな風にストーンズと接する自分もね。だけど、最近またストーンズのベスト盤が出て、昔は切なかったけど、今は切なくないのね。それもまた不思議だと思うんだけど、何故かっていうとね、ストーンズは続けてやってるから。だから、古い曲が入り、新曲も入っていると古くないの。動いている。石でもなんでのいいの、彫刻のようにしわが刻まれても“ライク・ア・ローリング・ストーン”。それは、一緒に年を重ね、一緒に生きてるっていうことなの。それは楽しいなって思えるようになったんです。それで、このアルバムもそんな感じになったかしらね、って。

◇『ときどき私は…』や『気まぐれ』時代の曲ばかりでなく、81年に復活されて以降の曲も結構入っていますね?

私の可愛い子供みたいな感覚ですよね。結局、自分の気になっていた曲、自分が聴きたい曲、私が思う、完成度の高い曲を集めてるんです。

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【これまでのキャリアについて】

◇石川セリの名前を最初に印象づけた、「八月の濡れた砂」を歌うきっかけは?

あれは日活がロマン・ポルノに移行する頃の作品で、畳み込むような撮影とか、音楽もないがしろにされている時代でしたから、作品はあったんだけど歌手が見つからない。それをNHKの人からお話をいただいて、ブランド好きの私が「NHKの人が言ってるんだからきっと大丈夫」っていう信頼感で、曲を聴いて歌合せをして、レコーディングが決まったんです。

◇デビュー・アルバム『パセリと野の花』のフォーク/ポップスのタッチと、「八月の濡れた砂」では歌い方が随分違う印象を受けるんですが?

私は何パターンも歌い方をもってるんです。みんなそうなんだろうと思いますけど、私は特にそういうのが好きで、何パターンも演じたいと思っているので。当時私が影響を受けていたのは、ストーンズやビートルズや、ドアーズとかママス&パパスとかジェファーソン・エアプレインとか…、いろんな要素なの、ボサノヴァとかもね。音楽のいいものは全部網羅したいくらいで、それを実験的にやってみたのが樋口康雄と作った『パセリと野の花』なんです。

◇樋口康雄さんとはコーラスグループ「シング・アウト」で一緒だったんですよね?

そう、中村八大ですよ、ブランドですよ。「涙をこえて」の振付けが…(笑)。

◇ネットで面白い写真を見つけたのですが…(シング・アウト「愛のつばさを」のジャケット・コピーを見せる)。

これ貴重品なのよ!これ私よ!ひどい写りね〜、可愛い〜、ダンゴみたい(笑)。これ、樋口康雄よ。色気があってね〜。よくみんなから説教されたのよ、二人で手をつないじゃいけないとか、仕事場でイチャイチャしちゃいけないとか…。これリディアで、これエミね(メンバーを指指す)。

◇NHK総合テレビの『ステージ101』には出てらしたんですか?

やるわけないじゃない。女王様が出るもんじゃない、っていう感じ(笑)。自分は自分で演出するのよ!
『ステージ101』は、週に3回くらい、トレーニング期間があったんです、それが3ヶ月くらい。週に3回も学校みたいに、振付からなにから、私はやりたくないって言って。シング・アウトの活動はやるんだけど、“101”だけは拒否したんです。3ヶ月の修行がね…ネックでした。自分は絶対に一人でやる人間だから。シング・アウトはこういう経験もいいなって感じで・・・。

◇デビュー・アルバムから2作目『ときどき私は・・・Seri』までは4年ほど間が空いてますね?

知らないの?あれクビになったのよ(笑)、キャニオンをね。キャニオンは歌謡曲を持ってきたのよ、「青春もの」的なね。私は、樋口康雄の才能を買っていたし、「私はあんなもの出来ませんから」って言ったら、電話がかかってきて、「あれをやらない場合はクビなんです」って・・・。

◇荒井由実さんと知り合うきっかけは?

「八月の濡れた砂」が、林美雄さんの「パック・イン・ミュージック」で取り上げられて、女王様のようにウェルカム状態でゲストに3、4回出てたら、少年みたいな(笑)な女の子が来て、それがユーミンだった。それからずっと一緒で、二人の女王になったのね、「パック・イン・ミュージック」で。
それから、私がアルバムを作る時に、素材としていろんな人の作詞をディレクターと一緒に集めて、これがいいあれがいいって選ぶ時に荒井由実も出てきて、「おしゃれな詞を書くのね〜」って感動して、それからなるべくユーミンに書いてもらうようになった。

◇当時は、荒井由実さんの他にも下田逸郎さん、矢野顕子さん、来生たかおさん、南佳孝さん、パンタさんなど有名な方々がこぞって曲を提供してますね?

全部ユーミンだったら、私がユーミンみたいになっちゃうじゃない(笑)。ディレクターの本城(本城和治)さんの力もあったんでしょうね。そして本城さんが『Never Letting Go』というカバー・アルバムで、こんな曲を歌ったほうがいいって彼がすべて持ってきてくれて…。それも私の貯金になりましたね、いろんな歌を聴いて。

◇結婚を期に一時活動を休止されて、81年に復帰するわけですが…。

詞は書いていて、矢野誠さんと曲を作るのが楽しくて。いつでも私は、実験工房のようにいろんな人とセッションする感覚が好きなんです。矢野さんも素晴らしかったし、大村憲司というギタリストにも出会ったし。インスパイアされるっていう出来事が好きで、それでやってきてるんですよね。レコーディングしていて、彼のギターの音から彼も歌ってくれてるって感じるんです。それから彼を見るようになって、プロデューサー的なアレンジも頼んだりとか・・・。大村くんの良さは私が一番知ってる!アレンジを全部任せた時に、矢野さんに「出来るかどうか心配なんです」とか愚痴ってたみたいだけど、私が「出来んのよ〜」「やりたいの〜」「安心して〜」とか言って…(笑)。

◇2002年にもコンサートを開いてますよね?

そうなの。でも、あれって何ていえばいいのか、完全燃焼できてないのよ。だから本当の復活はこれなんです。この『Re:SEXY』っていうのは、私のブログにも書いてあるんだけど・・・、私のブログ是非、読んでくださいね。毎日、日記みたいに、激しい時には1日3回くらい(笑)。「SEXY」っていうのは下田逸郎の作品で、これが素晴らしい歌で、いろんなところに行った時に歌ってほしいっていわれて、支持されてるんだなって思ったの。その「SEXY」を『Re:SEXY』にしたのは、生き返るとか、復活とか、もう一回とか、そんな感じもあるかな。“SEXY”とは生きていることだから、「もう一回生きようじゃないか」っていう。

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【今後のこと】

◇今後の活動は?

まず、ビルボードライブのDVDを出します。オフショット満載です。NHK総合テレビの「SONGS」の収録も終わりました(6/11放送)。いろいろ注文つけちゃって、私たちのエミセリ・ワールドが出ればいいと思って。前にNHKの『夢・音楽館』に出たときにも、いろいろ注文つけた(笑)。ドアーズのDVDを持っていって、音楽とはこういうもんだと。全部写せばいいっていうもんじゃないし、照明の具合とか、テンポがないと音楽じゃないとか自己主張の鬼になりましたよ。滅多にテレビ出ないんだからと。今度もうるさいよって言ったら、一生懸命やってくれて(笑)。素晴らしかった。
私は今の時代、今の状況で一人ではやりたくないの。ちょうどいい時期にエミ・エレオノーラに出会えたことも“デスティニー”だと思いたいし、彼女が暇な時にライブもやりたい。これは定番のように、これからも続けようと思ってます。

◇セリさんにとって“女性”であることとは?

“女性”であるということは、ギリシャ神話に出てくるような女神であるべきで、みんなそういう部分を持っているんです、女性はね。それを自分でないがしろにしたり、封じ込めたりしてるわけで・・・。女の人はみんな美しいんです。それを引き出せるのは、男の人かもしれない、でも自分の力も大事。女の人はパワーを持ってるし、本当は強いんです。そんな感じで、今後はやっていこうと思います。

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なにしろ、憧れの人でもあったので最初は緊張したが、セリさんの気さくな性格と奔放(?)な発言に触れるにつれ、徐々にリラックス。その自由な感覚はビルボードライブでのステージでも存分に味わえた。70年代の石川セリ、80年代の石川セリ、それぞれが魅力的なのはいうまでもないが、今のセリさんの女性としての輝き、人生をエンジョイする姿勢はそのどれよりも刺激的だ。
(取材&Text/遠藤哲夫)

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Music Lounge Artist Special Play List Vol.32

石川セリが影響を受けた10曲

JK

マリアンヌ・フェイスフル
「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」

※現在、OnGenでは配信しておりません


関連楽曲:ローリング・ストーンズ

JK

ダリダ&アラン・ドロン
「パローレ・パローレ」

>>試聴

青春のアイドル、ミック・ジャガーから
主婦時代の友、デヴィッド・ボウイまで。
そして今は、ダリダでストレッチ!

まずローリング・ストーンズの「ダンディライオン」。“たんぽぽ”ね。これが私の一番の衝撃だった。毎日歌ってた、ミック・ジャガーと一緒に。自分で振りまで考えてね(笑)。女の子が興奮の坩堝にはまるような歌よ。出だしが“♪Prince or pauper, Beggarman or thief〜”から始まるのよ、聴きなさいよ!ミック・ジャガーと付き合ってたマリアンヌ・フェイスフルもチェックしてました。どんな女かって・・・。

あとは、バーブラ・ストライザントの「シャドウ・オブ・ユア・スマイル」とか、ドアーズの「ライト・マイ・ファイア」、またストーンズで「サティスファクション」、マリアンヌ・フェイスフルの「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」でしょ。あとボサノヴァも好きなので、「イパネマの娘」や「おいしい水」とか。ビートルズの『サージェント・ペパーズ〜』に入っていた、“♪I read the news today oh, boy〜”ってある?無い?それじゃ、ダリダの「パローレ・パローレ」ってある?アラン・ドロンの語りがいいのよ〜、迫ってくる・・・。最近はストレッチ用の音楽にダリダをかけてます〜(笑)。

勿論スティーヴィー・ワンダーも好きなんだけど、デヴィッド・ボウイの『スケアリー・モンスターズ』からだったら何でもいい。主婦やってた頃にずっと聴いてたの、子供にも聴かせて・・・。あと最近、ジュリー・ロンドンを聴いてよかった。今回のライブで「ラヴ・レターズ」を歌ってる。ブライアン・フェリー(ロキシー・ミュージック)の「アヴァロン」。「アヴァロン」がないと困ります、っていう感じ。プリンスの「パープル・レイン」も。

チャラの曲なら何でも好きで、一時、毎日聴いてた。ミスチルの「es」っていう歌が、カッコいいのよ。あれを自分のものにしたくて随分練習したのよ。それでカラオケ行って歌ったら、難しいのよ(笑)。奥田民生も大好き。

ファーギーもお気に入り。「ロンドン・ブリッジ」とかね。プロモーション・ビデオを見てても健全なエロチックさがいいわよね。元気だしね。最近はヨーロッパ志向なんだけど、このアメリカの感じ、ファーギーとかパリス・ヒルトンはいいね、あの明るい感じが。ブリトニーもいいし。でも、ソフィア・コッポラが好き。ステラ・マッカートニーが好き。ステラのような境遇や環境に生まれた人が、どんな洋服を作るのか見てみたい。実際に見てみると、彼女の気持ちが細やかな部分まで行き届いている。この缶バッヂは“Stella Says Relax”。たいへんな時代、“地球温暖化”を生きてるんだ、っていうことを確認しあうことが大事だと思う。にこやかにしながらも、こういうメッセージが大事。

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