| ハードロック歌謡の先駆者として、「ボヘミアン」でもおなじみの葛城ユキの魅力は、つぶれる寸前の超ハスキー・ボイスでのシャウトだ。80年の「哀しみのオーシャン」でデビューを果たし、本格派ボーカリストとして脚光を浴びる。そして、飛鳥涼が作曲による83年の「ボヘミアン」が大ヒットを記録し、カーリーヘアを振り乱して絶唱する彼女は、そのエキゾチックなルックスと相まって、お茶の間に強烈なインパクトを残した。翌84年には、当時ヒットしていたボニー・タイラーの「ヒーロー」(原題:ホールディング・アウト・フォー・ア・ヒーロー)をカバー。ハードな曲調が葛城のダイナミズムを引き出したこのナンバーにより、ロック・ボーカリストとして不動の地位を築いた。 |